邪見の刃(読み)ジャケンノヤイバ

デジタル大辞泉 「邪見の刃」の意味・読み・例文・類語

じゃけん‐の‐やいば【邪見の刃】

よこしまな考えが人を害することを刃物にたとえた語。
無慚むざん切先きっさき―」〈浄・井筒業平〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「邪見の刃」の意味・読み・例文・類語

じゃけん【邪見】 の=刃(やいば)[=刀(かたな)・=鉾(ほこ)・=剣(つるぎ)

  1. 邪見のこもった刀、あるいは鉾。また、邪見の恐ろしさを、刀あるいは鉾にたとえていう。
    1. [初出の実例]「龍王は瞋恚(しんに)の、甲冑を帯し、邪見の鉾の、刃先を揃へ」(出典謡曲一角仙人(1520頃))

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