龍王(読み)りゅうおう

精選版 日本国語大辞典 「龍王」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐おう‥ワウ【龍王】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 龍族の王。仏教では八大龍王をさしていう。
    1. [初出の実例]「卜人曰、龍王欲鐺子」(出典:続日本紀‐文武四年(700)三月己未)
    2. [その他の文献]〔北史‐西域伝〕
  3. 甲斐国龍王村(山梨県甲斐市)で産するタバコ
    1. [初出の実例]「油引かずの松葉煙草は昔の事、今ぢゃア誰も口が奢って、国府、酒むし丁子入り、龍王(リウワウ)沼田」(出典:歌舞伎・戻橋脊御摂(1813)六立)
  4. 将棋で、飛車敵陣の三段目以内にはいって成ったもの。飛車の性能にさらに斜め四方に一ますずつ動く性能が加わる。龍。
    1. [初出の実例]「飛車は一方の大将なれば、後に龍王となる」(出典:咄本・鹿の巻筆(1686)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「龍王」の解説

りゅうおう【龍王】

滋賀日本酒。仕込み水は鈴鹿山系の伏流水蔵元の「吉本酒造」は慶応3年(1867)創業所在地は蒲生郡日野町大字中之郷。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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