化学辞典 第2版 「部分燃焼法」の解説
部分燃焼法
ブブンネンショウホウ
partial combustion process
広義の部分酸化法の一種で,通常,メタンなどの軽質炭化水素からアセチレンを製造する高温部分酸化法をいう.耐火れんが張りの反応炉で,酸素または空気によりメタンなどの原料炭化水素の一部を燃焼させ,その燃焼熱によって残余の原料を直接内熱的に熱分解させる.その結果,高温でもっとも安定な炭化水素であるアセチレンが生成する.反応温度は1100~1500 ℃ 程度である.Sachsse法,Fauser法などがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報