郷地村(読み)ごうちむら

日本歴史地名大系 「郷地村」の解説

郷地村
ごうちむら

[現在地名]昭島市郷地町一―三丁目・郷地町・福島町ふくじまちよう一丁目・東町あずまちよう一―五丁目

福島村の東、多摩川北岸にある。東は柴崎しばさき(現立川市)、南は多摩川を隔てて日野本郷(現日野市)。村名は江地とも高地とも記し、往古段丘下の低湿地に独立した丘があり、それを高地とよんだのが地名に転じたと伝える。寛永二年(一六二五)旗本中川市右衛門(忠次)に宛行われた「都筑郡福島郷」の二〇八石が当村に相当する(記録御用所本古文書)。田園簿に郷地村とあり、田一一九石余・畑八八石余、旗本中川領。寛文二年(一六六二)検地を受けた。化政期の家数三五。北部の武蔵野新田のうちに持添新田があり、貞享五年(一六八八)に検地が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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