都方(読み)ミヤコガタ

精選版 日本国語大辞典 「都方」の意味・読み・例文・類語

みやこ‐べ【都方】

  1. 〘 名詞 〙 都の方向
    1. [初出の実例]「美夜故弊(ミヤコヘ)に発つ日近づくあくまでにあひ見て行かな恋ふる日多けむ」(出典万葉集(8C後)一七・三九九九)

みやこ‐がた【都方】

  1. 〘 名詞 〙 都の方角。また、特に、京都あたり。京方
    1. [初出の実例]「かやうに候ふ者は都がたの者にて候」(出典:謡曲・隅田川(1432頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android