都省(読み)トショウ

精選版 日本国語大辞典 「都省」の意味・読み・例文・類語

と‐しょう‥シャウ【都省】

  1. 〘 名詞 〙 ( 八省および諸国を統率し、天下都(すべて)のことを決するというところから ) 太政官(だいじょうかん)の異称。
    1. [初出の実例]「都省雑事」(出典:北山抄(1012‐21頃)七)
    2. [その他の文献]〔隋書‐百官志中〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の都省の言及

【太政官】より

…〈だじょうかん〉〈おおいまつりごとのつかさ〉とも読む。また,唐の尚書省(しようしよしよう)の都省(としよう)を模した官庁であったので,尚書省,都省,鸞台(らんだい)などともいう。唐の尚書省は最高の行政官庁で,その都省は吏部,礼部,戸部,兵部,刑部,工部の六部(りくぶ)をはじめとする中央・地方の行政官庁を統轄していた。…

※「都省」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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