鄙吝(読み)ヒリン

デジタル大辞泉 「鄙吝」の意味・読み・例文・類語

ひ‐りん【××吝/卑×吝】

いやしくてけちなこと。
「彼をして―に陥らしむる」〈漱石それから

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精選版 日本国語大辞典 「鄙吝」の意味・読み・例文・類語

ひ‐りん【鄙吝・卑吝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) いやしいこと。けちなこと。やぶさか。
    1. [初出の実例]「邇来杳久欠目撃、鄙吝之懐不之」(出典:惺窩文集(1627頃)三・寄林三郎)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐黄憲伝〕

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普及版 字通 「鄙吝」の読み・字形・画数・意味

【鄙吝】ひりん

品性がいやしい。〔後漢書、黄憲伝〕同郡の陳擧、常に相ひ謂ひて曰く、時生(憲)を見ざれば、則ち鄙吝の(きざ)し、復(ま)た心に存すと。

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