鄙情(読み)ひじょう

精選版 日本国語大辞典 「鄙情」の意味・読み・例文・類語

ひ‐じょう ‥ジャウ【鄙情】

〘名〙
① 田舎ふうの情趣。田舎ぶり。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)三「出女の姿けはひ、なべて鄙情(ヒジャウ)のおかしげなる有増(あらまし)を」
② いやしい感情劣情
人情本・清談峯初花(1819‐21)後「恵貞は〈略〉、淫欲ふかき生れつきなるゆへ、女の鄙情(ヒジャウ)に身のほどをわすれけるにや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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