日本歴史地名大系 「酒々井村」の解説
酒々井村
しゆすいむら
印旛沼南岸に位置する。中央台地上を成田道が通り、道沿いに宿場
近世初頭のものとみられる下総国印東之郡佐倉内酒々井之郷水帳(深山家文書)の一部が残り、草分百姓と推測される二五人の名前などがみえる。文禄元年(一五九二)から武田信吉領、慶長七年(一六〇二)松平忠輝領、翌八年幕府領、同一五年佐倉藩領、寛永一七年(一六四〇)幕府領、同一九年佐倉藩領、万治三年(一六六〇)から幕府領と領主は頻繁に変わったとされ(「佐倉御城之記」佐倉史談付録、「佐倉御城代々記」成田山仏教図書館蔵など)、寛文元年(一六六一)佐倉藩領となり(寛文朱印留)、以後幕末まで同藩領。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報