日本歴史地名大系 「酒々井町」の解説
酒々井町
しゆすいまち
酒々井村内の台地中央、成田道に沿う。江戸時代に
天和三年(一六八三)の佐倉御城之記(佐倉史談付録)に「天正十九辛卯年酒々井町建ツ、御入国始テ御取立ノ町ニ候故、□□候様ニ可仕旨、両御所様ヨリ大久保十兵衛エ被仰付、酒々井町柴田大隅其外年寄共ニ被下候証文状有之」とあり、酒々井村内に酒々井町が成立したのは天正一九年(一五九一)と伝える。「甲寅紀行」には「此の村は東照宮始めて取立て給ふ町なりと云ふ、末々までも繁昌すべき由を権臣に命じて、文状を下し賜ふ、文字には酒々井と書き、仮名にはすゝゐとあるなり」とみえる。
酒々井町
しすいまち
- 千葉県:印旛郡
- 酒々井町
印旛沼の南岸に位置し、北は成田市、東は
台地上には各時代の遺跡が分布し、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報