酒事(読み)ササゴト

デジタル大辞泉 「酒事」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ごと【酒事】

さかごと」に同じ。
「女郎様たちが大勢遊びにござんして、お客待つ間の―」〈浄・冥途の飛脚

さけ‐ごと【酒事】

さかごと」に同じ。

さか‐ごと【酒事】

さかもり。酒宴。ささごと。

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精選版 日本国語大辞典 「酒事」の意味・読み・例文・類語

さか‐ごと【酒事】

  1. 〘 名詞 〙 酒を飲むこと。酒を飲みあうこと。さかもり。酒宴。さけごと。ささごと。
    1. [初出の実例]「大敷障子明れば風の秋〈言可〉 乱れてが酒事になる〈西敏〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第七五)

ささ‐ごと【酒事】

  1. 〘 名詞 〙さかごと(酒事)
    1. [初出の実例]「引わたしのささ事過て、はやかぎりある夜とて、床取て」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)七)

さけ‐ごと【酒事】

  1. 〘 名詞 〙 酒宴。さかもり。さかごと。
    1. [初出の実例]「只今のあわせの事を、はや句になされた、それがしもつけふ、さけことにある、つぎめなりけり」(出典:虎明本狂言・富士松(室町末‐近世初))

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