日本歴史地名大系 「酒利村」の解説 酒利村さかりむら 大分県:南海部郡宇目町酒利村[現在地名]宇目町千束(せんぞく) 酒利千束村の北、酒利岳(七五三・二メートル)の南東麓に位置。「栂牟礼実録」によれば、大永七年(一五二七)佐伯惟治が大友氏に反して討たれたが、このとき宇目酒利村を領有していた惟治属将の森嶽周防守は惟治を裏切ったという。享禄元年(一五二八)一一月二三日、大友義鑑は惟治退治での恩賞として一万田与十郎に「宇目村内拾五貫分さかりの内」の畠中・して・をしも・へんさし分と光蓮(こうれん)寺を含む一町三反半二〇歩を与えている(「大友義鑑宛行状写」一万田文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by