酒波寺(読み)さなみじ

日本歴史地名大系 「酒波寺」の解説

酒波寺
さなみじ

[現在地名]今津町酒波

酒波集落の背後山麓にあり、深い木立に包まれている。青蓮山と号し、真言宗智山派。本尊千手観音。もと天台宗で、高島七ヵ寺の一つ。縁起では天平一三年(七四一)聖武天皇の御願によって行基みずからが刻した千手観音像を本尊として開創したと伝えられ(興福寺官務牒疏)、のち冷泉天皇の代に再興され、さらに康和三年(一一〇一)堀河天皇が修復したという。往古は坊舎五六を構えて隆盛を極めたとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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