酒湯(読み)ササユ

デジタル大辞泉 「酒湯」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ゆ【酒湯/×笹湯】

江戸時代疱瘡ほうそうが治ったあとの子供に浴びさせた、酒をまぜた湯。また、その湯を浴びること。笹の葉を湯に浸してふりかけたともいう。さかゆ。

さか‐ゆ【酒湯】

ささゆ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「酒湯」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ゆ【酒湯・笹湯】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、小児疱瘡(ほうそう)が治ったときに浴びせる、酒をまぜた湯。また、その湯に浴すること。一説に、米のとぎ汁に酒をまぜ、赤手ぬぐいにひたしてぬぐったとも、笹の枝葉をひたしてふりかけたともいう。さかゆ。
    1. [初出の実例]「笹湯(ササユ)の日には、むせうに目出度がって」(出典談義本・八景聞取法問(1754)一)

さか‐ゆ【酒湯】

  1. 〘 名詞 〙ささゆ(酒湯)
    1. [初出の実例]「常陸介殿旧冬より疱瘡御煩。漸平愈。酒湯被懸」(出典:慶長見聞録案紙‐慶長一二年(1607)一月二〇日)

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