酒胡子(読み)シュコシ

デジタル大辞泉 「酒胡子」の意味・読み・例文・類語

しゅこし【酒胡子】

雅楽唐楽壱越いちこつ調または双調そうじょう古楽小曲。現在は新楽で奏し、舞はない。唐の人が酒を飲むときに奏したという。酒公子。酔公子。すこし。

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精選版 日本国語大辞典 「酒胡子」の意味・読み・例文・類語

しゅこし【酒胡子】

[1] 雅楽の曲名。唐楽の曲。壱越調(いちこつちょう)双調(そうじょう)にあり、管弦で演奏され、舞楽はない。しゅこうし。すこし。すいこし。〔教訓抄(1233)〕
[2] 〘名〙 =おきあがりこぼし(起上小法師)〔十巻本和名抄(934頃)〕

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世界大百科事典(旧版)内の酒胡子の言及

【起上り小法師】より

…倒してもおもりのせいで起き上がるようにつくってある。中国に唐代からある木製人形の酒胡子(しゆこし)が原型といわれる。この人形は尻がとがっており,盤中でこれを転がすとしばらく舞った後に倒れる。…

※「酒胡子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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