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教訓抄 キョウクンショウ

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デジタル大辞泉の解説

きょうくんしょう〔ケウクンセウ〕【教訓抄】

鎌倉時代の雅楽書。10巻。狛近真(こまちかざね)著。天福元年(1233)成立。楽曲の口伝・由来や楽器の奏法を記す。「体源抄」「楽家録」と合わせて三大楽書とよばれる。

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百科事典マイペディアの解説

教訓抄【きょうくんしょう】

雅楽の文献。奈良興福寺の楽人狛近真(こまちかざね)著。1233年ころ成立。写本10巻。日本最古の総合的楽書。《体源抄》,《楽家録》(安倍季尚撰,1690年撰了)とともに三大楽書の一つに数えられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

きょうくんしょう【教訓抄】

音楽書。奈良興福寺の楽人狛近真(こまのちかざね)撰述。現伝本は近真が自筆本を1233年(天福1)6月から10月の間に書写したとする奥書の本を原本としているから,成立はそれ以前。10巻。雅楽,特に舞楽全般についてまとめた日本最古の総合音楽書。その孫狛朝葛の《続教訓抄》豊原統秋の《体源鈔》,江戸時代安倍季尚の《楽家録》の先駆をなす楽書の第一で,鎌倉時代初期の舞楽の実態を伝えている点,歴史的価値が高い。

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大辞林 第三版の解説

きょうくんしょう【教訓抄】

雅楽書。一〇巻。興福寺の楽人、狛近真こまちかざね著。1233年成立。舞楽の古伝・古書を引用して解説した最古の楽書。日本三大楽書の一。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

教訓抄
きょうくんしょう

鎌倉時代の雅楽の書。南都興福寺の楽人(がくにん)、狛近真(こまのちかざね)(1177―1242)著。1233年(天福1)成立。全10巻。近真は養父光真、外祖父光季(みつすえ)らの狛氏一族の伝承を一身に受け「舞曲の父、伶楽(れいがく)の母」と称されたが、長男・次男が家業を継がず、三男近葛(ちかかず)も幼年であったため、伝承の廃絶という危機感から書かれたのが本書である。「歌舞口伝」と銘打つ前半5巻は狛氏の伝承口伝など、「伶楽口伝」という後半5巻は舞楽の心得および楽器について述べられ、楽曲にまつわる伝説にも富む。雅楽に関する最古の書で、後の楽書の規範となり、近真の孫狛朝葛(ともかず)(1247?―1333)は『続教訓抄』(1322成立)を著した。[橋本曜子]
『植木行宣校注「教訓抄」(『日本思想大系23 古代中世芸術論』所収・1973・岩波書店)』

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世界大百科事典内の教訓抄の言及

【伎楽】より

…江戸時代には,狛氏(こまうじ)が興福寺のために4月8日に伎楽曲を奏したが,舞はすでに滅びていた。 伎楽の演出は《教訓抄》(狛近真,1233)巻四にくわしい。当時伎楽(妓楽とも書く)は4月8日の仏生会,7月15日の伎楽会で演ぜられていた。…

※「教訓抄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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