酔筆(読み)すいひつ

精選版 日本国語大辞典 「酔筆」の意味・読み・例文・類語

すい‐ひつ【酔筆】

〘名〙 酒に酔って書画などを書くこと。また、その書画。酔書酔墨
※寛斎先生遺稿(1821)四・憶昔「樹底残鶯休有日、門前羸犬睡無時、喚回四十余年夢、画壁塵埋酔筆詩」
三人妻(1892)〈尾崎紅葉〉前「披き見れば酔筆(スヰヒツ)と覚しき字体にて」 〔蘇軾‐洞庭春色詩〕

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デジタル大辞泉 「酔筆」の意味・読み・例文・類語

すい‐ひつ【酔筆】

酒に酔って書画をかくこと。また、その書いたもの。

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普及版 字通 「酔筆」の読み・字形・画数・意味

【酔筆】すいひつ

酔墨。

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