酢村(読み)すむら

日本歴史地名大系 「酢村」の解説

酢村
すむら

[現在地名]虎姫町酢・かき旭町あさひまち

大井おおい村の西、北国街道沿いに位置。南部をあね川が西流し、北西部を川が南西流する。須村とも記した。「輿地志略」によれば当地に八幡社別当本仏寺があった場所を寸堂すどうと称したという。永禄六年(一五六三)と推定される竹生島納帳(東浅井郡志)に「作人す村 中平次」とみえる。寛永石高帳では高六四一石余で山城淀藩領。天和元年(一六八一)旗本仙石領となる。嘉永二年(一八四九)の加宿助郷帳(木屋本陣文書)によれば助郷高一二三石。大塚おおつか大羽おおば神社は「輿地志略」に記す建部たけべ大明神社で、錦織にしこおり庄七村の産土神という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android