化学辞典 第2版 「酵素電極」の解説
酵素電極
コウソデンキョク
enzyme electrode
酵素反応を電気信号に変換するように設計された電極.グルコースセンサーのようなバイオセンサーの感応部に組み込まれている.たとえば,白金黒の表面にグルコースオキシダーゼを吸着させ,グルコース液につけると酵素作用により過酸化水素が発生する.
グルコース + O2 グルコン酸 + H2O2
過酸化水素は白金電極表面で酸化され,電流が流れる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報