バイオセンサー(読み)ばいおせんさー(その他表記)biosensor

翻訳|biosensor

精選版 日本国語大辞典 「バイオセンサー」の意味・読み・例文・類語

バイオ‐センサー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] biosensor ) 微生物や酵素などの生化学物質が特定の物質とのみしか反応しない性質を利用した、生物化学検知器。生化学物質を封入した膜をセンサー先端に取りつけてその反応を測定する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイオセンサー」の意味・わかりやすい解説

バイオセンサー
ばいおせんさー
biosensor

生物化学検知器。酵素や微生物を利用して、生体反応を電気信号に変換するもの。たとえば、ぶどう糖を酸素と結合させる酵素を酸素測定電極表面に固定して、ぶどう糖を含む液に入れると、ぶどう糖が多いほど酸素が消費され、信号が少なくなるぶどう糖センサーがある。血液中のぶどう糖の測定や、食品、発酵プロセスの制御用として利用されている。また、4種の酵素を用いて味や香りや、魚肉鮮度を測定するセンサーをはじめ、その他の研究も活発である。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「バイオセンサー」の意味・わかりやすい解説

バイオセンサー

生体分子細胞などがもつ分子識別の機能を利用した化学センサー。一般に,生物化学的な分子識別を行う部分と,それを電気信号に変換する物理化学的デバイスで構成される。前者には,高分子薄膜などに固定した酵素や抗体分子,微生物細胞などが用いられ,それぞれ酵素センサー,免疫センサー,微生物センサーなどと呼ばれる。デバイスに電極や半導体素子が用いられる。臨床的な生化学検査,BOD測定などの水質検査,食品検査などに実用化されている。
→関連項目化学センサー

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化学辞典 第2版 「バイオセンサー」の解説

バイオセンサー
バイオセンサー
biosensor

酵素などの生体材料を感応部に用いるセンサー.生体反応を電気信号に変換し検出する.固定化酵素を用いたグルコースセンサーや,固定化微生物を利用したBODセンサーが実用化されている.

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栄養・生化学辞典 「バイオセンサー」の解説

バイオセンサー

 酵素や生物体の一部などを利用して,生体物質や生物活性のある物質を感度よく検出する装置.

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