酸素サイクル(読み)さんそサイクル

最新 地学事典 「酸素サイクル」の解説

さんそサイクル
酸素サイクル

oxygen cycle

大気中の酸素の蓄積,生産・消費を包括する酸素の循環過程。生元素サイクル(炭素・硫黄・窒素サイクル)の中心に位置している。大気中の酸素は地質学的な物質循環によって堆積岩中に有機炭素が埋没し,その炭素と当量の酸素が大気中に放出され,Fe2O3(39%),SO42+(56%),O2(5%)の比率で配分されている。このサイクルには大気O2, 堆積岩中の有機炭素,およびFeS2, 海洋中のSO42+が関与するため,C-O-Fe-Sサイクルとも呼べる。生物はこの酸素の蓄積に依存して,光合成によるO2の生成,動物・細菌によるO2の消費を軸とする生物地球化学的サイクルを形成して,生物界の維持と発展を行っている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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