精選版 日本国語大辞典 「醒ケ井餠」の意味・読み・例文・類語 さめがい‐もちさめがゐ‥【醒ケ井餠】 〘 名詞 〙① 近江国醒ケ井(滋賀県米原市)の名物であるかき餠。のし餠を陰干しにして鉋(かんな)で薄く削ったもの。[初出の実例]「生鮭をたてにさめが井もちのごとくきり」(出典:料理物語(1643)一六)② 近世、京都醒ケ井通(今の下京区堀川通)の付近で製して売ったというかき餠。①にならったものという。[初出の実例]「粟田口の覆盆子(いちこ)酔井餠(サメガイモチ)、取まぜて十六色」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例