醞醸(読み)ウンジョウ

デジタル大辞泉 「醞醸」の意味・読み・例文・類語

うん‐じょう〔‐ヂヤウ〕【×醞醸】

[名](スル)《酒を醸造する意から》心の中に、ある感情がしだいに固まっていくこと。
「大概日本人の妄信はこの時代に―し出されて」〈露伴・魔法修行者〉

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精選版 日本国語大辞典 「醞醸」の意味・読み・例文・類語

うん‐じょう‥ヂャウ【&JISEEF6;醸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 酒類を造ること。かもすこと。醸造。〔後漢書‐呂布伝〕
  3. ある感情が次第につくられ、たまっていくこと。また、ある雰囲気が生まれ高まっていくこと。
    1. [初出の実例]「最於老杜老坡二集、読之稔焉。而醞醸於胸中既久矣」(出典空華集(1359‐68頃)序)

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