醸む(読み)カム

デジタル大辞泉 「醸む」の意味・読み・例文・類語

か・む【醸む】

[動マ四]《「噛む」と同語源。酒は、古く、生米をかんで唾液とともに吐き出し、発酵させて造ったところから》酒を造る。かもす。
「この御酒みきを―・みけむ人は」〈・中・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「醸む」の意味・読み・例文・類語

か・む【醸】

  1. 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 ( 上代、生米を噛んで吐き出し、それを瓶にためて発酵させたところから ) 酒を造る。醸造する。かもす。
    1. [初出の実例]「須須許理(すすこり)が 迦美(カミ)御酒(みき)に 我酔ひにけり」(出典古事記(712)中・歌謡)

さけ‐か・む【醸】

  1. 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 発酵させる。酒にかもし作る。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む