醸む(読み)カム

デジタル大辞泉 「醸む」の意味・読み・例文・類語

か・む【醸む】

[動マ四]《「噛む」と同語源。酒は、古く、生米をかんで唾液とともに吐き出し、発酵させて造ったところから》酒を造る。かもす。
「この御酒みきを―・みけむ人は」〈・中・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「醸む」の意味・読み・例文・類語

か・む【醸】

  1. 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 ( 上代、生米を噛んで吐き出し、それを瓶にためて発酵させたところから ) 酒を造る。醸造する。かもす。
    1. [初出の実例]「須須許理(すすこり)が 迦美(カミ)御酒(みき)に 我酔ひにけり」(出典古事記(712)中・歌謡)

さけ‐か・む【醸】

  1. 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 発酵させる。酒にかもし作る。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

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