釈間村(読み)しやくまむら

日本歴史地名大系 「釈間村」の解説

釈間村
しやくまむら

[現在地名]弥生町尺間しやくま

大坂本おおさかもと村の北西井崎いさき川流域の山間に位置。地内に石原いしはら備後びごおか田野平たのひら長畑ながはた津留つる黒土くろつち川中かわなかがある(享和三年「郷村仮名付帳」佐伯藩政史料)。なお宇藤木うとうぎ村も当村に含まれたと思われる。地内尺間観音堂に建徳元年(一三七〇)九月一九日銘の宝篋印塔、文中二年(一三七三)三月一〇日銘の二基の宝篋印塔、天授三年(一三七七)一〇月一〇日および同年一〇月日銘の宝篋印塔が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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