重力振子(読み)じゅうりょくしんし

最新 地学事典 「重力振子」の解説

じゅうりょくしんし
重力振子

gravity pendulum

重力測定の目的のため製作された振子。重力の絶対測定では可逆振子が用いられ,比較測定ではよく最短振子が用いられる。材料はインバールシリカタングステンなど。それぞれ一長一短がある。インバールはじょうぶで膨張係数も小であるが地磁気の影響を受けやすい。シリカは膨張係数は小さく地磁気の影響も受けないが,静電帯電が起こりやすくかつもろい。タングステンはきわめてじょうぶであるが加工しにくい。これらの材料で棒をつくり,その上端には高速度鋼またはシリカのナイフエッジをつける。下端におもりをつけることがある。周期は通常1secに設計。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内の重力振子の言及

【非線形力学】より

…すなわち,1回の調和振動は点(p(t),x(t))が一つの楕円を一周する周期運動に相当し,その周期Tは,作用積分,より,のように計算され,すべての楕円について共通である。
[重力振子]
 p,ṗ=-ω2sinθ長さlの糸の一端におもりをつけ他の一端を固定して重力下で振らせるときの運動は,糸が垂直に静止した状態から測った角度θに対するニュートン方程式から求められる。これをハミルトン関数Hp2/2+ω2(1-cosθ)から導いたものが上掲の正準運動方程式であり,調和振動子と比較してもっとも簡単な非線形性を備えた振動子とみることができる。…

※「重力振子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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