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重層的決定 じゅうそうてきけっていoverdetermination

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

重層的決定
じゅうそうてきけってい
overdetermination

フランスの構造主義マルクス主義者 L.アルチュセールによって提起された概念。経済・政治・イデオロギーに各審級 (レベル) が,おのおの独自のリズムと矛盾をもちながら複合的にからみ合い社会全体のあり方を決定するという考え方アルチュセールは最終的な場面では経済が決定するとしたが,近年のポスト・マルクス主義の議論では,アルチュセールの概念は依然として経済決定論であると批判され,各審級は等価であり,状況に依存してまさに重層的に決定されるとの考え方が支配的である。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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