重武名(読み)しげたけみよう

日本歴史地名大系 「重武名」の解説

重武名
しげたけみよう

中世の曾於そお(曾野)郡などにあった名。重久しげひさ名などと同じく税所氏の所領で、「重」は税所氏の仮名の通字である。曾於郡重武名内には上樋渡・下樋渡・下橋口(正応四年一一月日「台明寺寺田注文」台明寺文書)、落水(永享三年三月日「大隅国留守所下文写」調所氏家譜)などの地があった。上・下の樋渡は重久の字樋渡ひわたしに、落水は隼人はやと姫城ひめぎの字落水おちみずに比定され、これらの地を含んで現在の重久を中心に一部隼人町にかけて散在していたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む