山川 日本史小辞典 改訂新版 「重源上人像」の解説
重源上人像
ちょうげんしょうにんぞう
治承の兵火に焼けた東大寺復興造営の大勧進,俊乗房重源の肖像彫刻。1206年(建永元)の上人没後まもない頃に供養のために造立されたとみられる。徹底した写実性と上人の内面にまで迫る優れた造形を示し,慶派の一流仏師によって造られたと推定される。高さ82.5cm。東大寺蔵。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報