大勧進(読み)ダイカンジン

デジタル大辞泉 「大勧進」の意味・読み・例文・類語

だい‐かんじん〔‐クワンジン〕【大勧進】

寺院建立などのために寄付集めに従事する僧。
浄土宗大本願とともに、善光寺寺務をつかさどる天台宗の寺。善光寺の境内にある。

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精選版 日本国語大辞典 「大勧進」の意味・読み・例文・類語

だい‐かんじん‥クヮンジン【大勧進】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 寺院建立のため募財に従事する僧の頭目ならびに職。
    1. [初出の実例]「此間造東大寺大勧進上人重源〈春乗〉出来」(出典:東大寺続要録(1281‐1300頃)宝蔵篇)
  2. [ 2 ] 浄土宗に属する大本願とともに、長野市の善光寺の寺務をつかさどる寺。天台宗に属する。もと、この寺の別当職の名で、転じて寺名となった。また、その善光寺仁王門下西側にある大勧進の寺をいう。
    1. [初出の実例]「一門零落無力之時分、大勧進之所為之故也」(出典建内記‐嘉吉三年(1443)三月二二日)

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