重立村(読み)しげたてむら

日本歴史地名大系 「重立村」の解説

重立村
しげたてむら

[現在地名]福井市重立町・間山まやま

吉野よしのヶ岳の支脈重立山北麓にあり、原目はらめ村の東北方に位置する。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では柴原しばはら郷内に含まれたと思われる。正保郷帳には「立脇村」として田方一千一五二石余・畠方一一一石余を記す。重立村の名は貞享二年(一六八五)の「越前地理指南」に初めてみえる。枝村として山村があったが、元禄郷帳以降は間山村と改称して分村した。福井藩領。

天保二年(一八三一)重立村の村費負担の割合について頭百姓が旧法を崩し、勝手に新法を立てて小百姓三〇人に押付けたとして大前・小前の間に村方騒動が起こった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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