精選版 日本国語大辞典 「間山」の意味・読み・例文・類語
あい‐の‐やま あひ‥【間山】
[1]
[一] 三重県伊勢市の地域名。伊勢神宮の内宮と外宮との間にあった旧街道間(あい)の道の、牛谷坂と尾部坂の間の丘陵。近世には、参拝客相手の物もらいや大道芸人が集まり、間の山節や松原踊りなどの興行でにぎわった。
[二] 「あいのやまぶし(間山節)(一)」の略。
[2] 〘名〙
※歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)五幕「これこれ相(アヒ)の山(ヤマ)どの、ちっと内に取込があるから、早く隣へ行って下せえ」
② 「あいのやまぶし(間山節)(二)」の略。〔東京語辞典(1917)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報