新法(読み)シンポウ

大辞林 第三版の解説

しんぽう【新法】

新しく公布された法令。 ⇔ 旧法
新しく作られた方法。
中国北宋、神宗のとき、宰相王安石が富国強兵策推進のため制定した諸法令。その結果、財政は一時好転をみたが、大地主・大商人・保守派官僚(旧法党)の強い反対を受けて挫折、王安石は宰相を辞任。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しん‐ぽう ‥パフ【新法】

〘名〙
① 新しく制定した法令。〔文明本節用集(室町中)〕
※太閤記(1625)二〇「上古之法を用ゐて、新法之宜を加へ、礼法の書出来なば」 〔韓非子‐定法〕
② 新しい方法。新しいやり方。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「奇器新法を発明するものは」
③ 中国、北宋の神宗時代、宰相王安石が実施した富国強兵策の諸法令。司馬光らの旧法に対するもの。〔宋史‐王安石伝〕

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世界大百科事典内の新法の言及

【王安石】より

…67年(治平4)気鋭の青年皇帝神宗が即位すると,中央から離れていて名声の高かった王安石を登用し,抜本的な改革を行わせた。 69年(熙寧2)副宰相,ついで宰相となった王安石は,新法と呼ばれる諸政策をつぎつぎと発布した。青苗,募役,保甲,市易など十指にあまる新法は,財政の運用を改善し,大地主や豪商の収奪を抑え,健全な中産階級を育成するための新しい政策をふんだんに盛りこんでいた。…

【新法党】より

…中国,北宋神宗の熙寧2年(1069)から,宰相王安石によって実施された革新政策すなわち新法を支持した一派。江南先進経済地域の出身者や,中小地主・商人の利益代表が多く,相対的に進歩的であった。…

【宋】より

…このような危局に即位した神宗は,王安石を抜擢(ばつてき)して,大規模な改革を行わせた。これを王安石の新法とよぶ。改革の第一の目的は,破綻した国家財政を立て直すことにあったが,従来のような重税と節減といった単純な施策では,もはや解決できない状態になっていた。…

※「新法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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