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重金属類 じゅうきんぞくるい heavy metals

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知恵蔵2015の解説

重金属類

比重が4以上の金属の総称。カドミウム、水銀、鉛、六価クロムなどが有害な重金属類。カドミウムは亜鉛鉱石に約1%含まれ、亜鉛精錬の副産物として生産される。ニッケルカドミウム電池、顔料などに使われるが、人体に摂取されると、腎臓障害や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を伴う骨軟化症(イタイイタイ病)を起こす。水銀鉱山から産出した水銀は、唯一常温で液体の金属で、蛍光灯、電池、農薬、無機薬品、電極、触媒、温度計などに利用された。化学工場から排出された有機水銀が魚介類に蓄積し、それを長期間摂食した人々に慢性水銀中毒症(水俣病)が発生した。鉛は、バッテリーはんだ、水道管、顔料、ガソリン添加剤などに使われ、摂取すると神経障害、内臓障害、生殖異常などの慢性鉛中毒症を起こす。六価クロムは酸化性が強く、毒性も強い。鼻の左右のしきりに孔が空く鼻中隔穿孔(せんこう)、皮膚潰瘍(かいよう)、肺がんなどの慢性クロム中毒が、クロム製造工場の労働者に発生した。カドミウム、水銀、鉛および六価クロムは、2006年7月施行のEU有害物質使用制限(RoHS)指令の対象物質。

(畑明郎 大阪市立大学大学院経営学研究科教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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