重頭巾(読み)おもりずきん

精選版 日本国語大辞典 「重頭巾」の意味・読み・例文・類語

おもり‐ずきん ‥ヅキン【重頭巾】

〘名〙 江戸初期、婦人がかぶった紫縮緬(ちりめん)頭巾で、額を覆って垂らした左右の端に、鉛のおもりをつけて風にひるがえらないようにしたもの。歌舞伎役者荻野沢之丞が用いはじめたという。沢之丞帽子。おもり帽子。
浮世草子・好色盛衰記(1688)三「おもり頭巾、留針、うき世つづら笠」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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