野々俣村(読み)ののまたむら

日本歴史地名大系 「野々俣村」の解説

野々俣村
ののまたむら

[現在地名]荘川村野々俣

町屋まちや村から白川しらかわ街道の峠を越えた西にあり、御手洗みたらい川と野々俣川の合流地点に開けた村。美濃国郡上ぐじよう郡から飛騨国に入る道は当村で二つに分れ、一本は高山街道に通じ、一本は白川街道で越中に向かっていたので、野々俣村とよぶようになったという。枝村としてたき新町あらまちがある(斐太後風土記)。金森父子の飛騨侵攻の際にも、「郡上を経て、野々俣口より」入ろうとしている(飛騨国治乱記)。元禄飛騨国検地反歩帳に村名がみえ、高五石余、田一町九反余・畑二町二反余。「飛騨国中案内」によれば免は三割八分三厘、家数一九、うち百姓一六・門屋二・家抱一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む