日本歴史地名大系 「野々倉村」の解説 野々倉村ののくらむら 岐阜県：郡上郡八幡町野々倉村[現在地名]八幡町野々倉小那比（おなび）川上流に位置し、下流は小那比村。北の洲河（すごう）村や、古（こ）峠を経て三日市（みつかいち）村（現美並村）に通ずる山道がある。慶長郷帳に「をなび村」高三七四石余と、「おなび村」高一九一石余があり、そのほか「なび村」も記されるので、村高からみて「おなび村」が当村にあたると思われる。正保郷帳に村名がみえず、小那比村に含まれていたと考えられる。「新撰美濃志」や天保郷帳は小那比村の枝郷に野々倉村とみえる。もと郡上藩領で、元禄六年（一六九三）旗本井上正長領、正徳二年（一七一二）幕府領となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
