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野中到 のなかいたる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

野中到
のなかいたる

[生]慶応3(1867). 福岡
[没]1955.2.28. 逗子
気象学者。日本における高山気象観測の先駆者。1895年夏に私財をなげうって千代子夫人とともに富士山山頂に気象観測所を建て,越冬観測を試みたが病に倒れ,同年 10月から 12月まで滞在したあと下山した。その壮挙は落合直文『高嶺の雪』(1896)で広く知られた。1971年に出版された新田次郎『芙蓉の人』は,千代子夫人をモデルにした小説である。

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世界大百科事典内の野中到の言及

【富士山】より

…とくに近世には登山道,宿坊,石室も整備されたため,江戸の民衆にとって富士登山は一生に一度は行うべき行事にすらなっていた。なお近代的登山はW.ウェストンが最初であり,また厳冬期の登山は1895年10~12月野中到が気象観測を行うために登頂したのが先駆けになっている。
【自然】

[地形]
 富士山は,世界の火山の中でもかなり特異な存在である。…

※「野中到」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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