日本歴史地名大系 「野伏町」の解説 野伏町のぶしまち 福島県:会津若松市若松城下野伏町[現在地名]会津若松市上町(うわまち)・行仁町(ぎようにんまち)本郷(ほんごう)町の北に並び、東は行人(ぎようにん)町より西は甲賀(こうか)町に至る、長さ二町五六間・幅三間、家数二五。中六日(なかむいか)町より東を上野伏町、西を下野伏町という。もと大沼郡本郷村(現会津本郷町)にあった向羽黒山(むかいはぐろやま)城の城下にあって、弓組の足軽が住んでいたので野伏(野武士)の呼名が生れたという。文禄元年(一五九二)の蒲生氏郷のときこの地に移住したのか、または天正六年(一五七八)蘆名盛氏の黒川(くろかわ)帰還の頃に移住してきたのかは定かでない(以上「新編会津風土記」)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by