野出頭(読み)ノシュットウ

デジタル大辞泉 「野出頭」の意味・読み・例文・類語

の‐しゅっとう【野出頭】

主君が野に出かけるときにまでつき従うところから》いつも主君のそば近くにいる出頭人をあざけっていう語。
「お側去らずの―、今日も鷹野のお供にて」〈浄・宵庚申

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野出頭」の意味・読み・例文・類語

の‐しゅっとう【野出頭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 主君が郊外へ出かける時にもそば近く従っているところから ) そば近くにいて政務をつかさどる出頭人をいやしめていう語。
    1. [初出の実例]「六十の皺の夜る昼なく、お側さらずの野出頭(ノシュットウ)、けふも鷹野のお供にて」(出典浄瑠璃心中宵庚申(1722)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む