日本歴史地名大系 「野峠」の解説 野峠のとうげ 大分県:下毛郡山国町野峠福岡県京都(みやこ)郡犀川(さいがわ)町上伊良原(かみいらはら)と下毛郡山国町槻木(つきのき)の境にあり、英彦(ひこ)山と羅漢(らかん)寺(現本耶馬渓町)、宇佐を結ぶ最短路であった。天明三年(一七八三)五月、古河古松軒は英彦山より毛谷村(けやむら)・合使(おうし)峠、津民(つたみ)村(現耶馬渓町)を通って羅漢寺へ参詣しているが、野峠付近について、「西遊雑記」に「さて此山中人家のなき所凡三里余、高きに登りては雲に入るかと思ひ、谷に下りては海に入るかと思ふ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by