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羅漢寺 らかんじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

羅漢寺
らかんじ

大分県中津市本耶馬渓にある曹洞宗の寺。山号は耆闍崛山 (ぎじゃくっせん) 。延元3=暦応1 (1338) 年円龕昭覚がこの地の奇勝な地形を見て,インドのグリドゥラクータ (霊鷲山) になぞらえて,まず山麓に智剛寺を建て,正平 14=延文4 (1359) 年より釈尊,十大弟子,十六羅漢五百羅漢,四天王など 700ばかりの石像を刻んで安置し,耆闍崛山羅漢寺と号した。

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デジタル大辞泉の解説

らかん‐じ【羅漢寺】

大分県中津市にある曹洞宗の寺。山号は、耆闍崛山(ぎじゃくっせん)。延元3=暦応元年(1338)円龕昭覚(えんがんしょうがく)がインドの耆闍崛山になぞらえて建立、智剛寺と称した。のち、中国僧逆流建順(げきりゅうけんじゅん)が来山十六羅漢五百羅漢四天王など七百余体の石像を刻み、現寺名に改称。

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百科事典マイペディアの解説

羅漢寺【らかんじ】

大分県本耶馬渓(ほんやばけい)町(現・中津市)にある曹洞宗の寺。暦応(りゃくおう)年中(1338年―1342年)臨済宗の円龕昭覚(えんがんしょうがく)が智剛(ちごう)寺を開創

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デジタル大辞泉プラスの解説

羅漢寺

島根県大田市にある寺院。1764年創建。宗派は高野山真言宗、本尊は阿弥陀如来。本堂から川を挟んだ向かい側の石窟には、石見銀山で亡くなった人々と先祖の霊を供養するために造られた五百羅漢があり、ユネスコの世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部となっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

らかんじ【羅漢寺】

大分県下毛郡本耶馬渓町にある曹洞宗の寺。山号は耆闍崛山(ぎしやくつせん)。暦応年中(1338‐42)栄西5世の法孫円龕昭覚(えんがんしようがく)がインドの耆闍崛山(霊鷲山)になぞらえて開創した智剛寺にはじまる。1359年(正平14∥延文4)中国僧逆流建順が来山。協力して堂舎を営み,五百羅漢などの石像を刻して安置し,耆闍崛山羅漢寺と号した。1600年(慶長5)鉄村玄策が大寧(たいねい)寺(現,山口県長門市)から移り,曹洞宗に改宗。

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大辞林 第三版の解説

らかんじ【羅漢寺】

大分県中津市本耶馬渓町にある曹洞宗の寺。山号、耆闍崛ぎじやくつ山。暦応年間(1338~1342)円龕昭覚がこの地の石窟に十六羅漢の石像を安置し、智剛寺と称したことに始まる。1359年には中国僧逆流建順が来山し、ともに五百羅漢像ほか多くの仏像を作り、将軍足利義満から現寺号を賜った。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

羅漢寺
らかんじ

大分県中津(なかつ)市本耶馬渓町(ほんやばけいまち)跡田(あとだ)にある曹洞(そうとう)宗の寺。山号は耆闍崛山(ぎじゃくっせん)。羅漢石仏を祀(まつ)る。1338年(延元3・暦応1)円龕昭覚(えんがんしょうがく)がこの地の巨大な岩窟(がんくつ)のある勝景を見て、インドの耆闍崛山(霊鷲山(りょうじゅせん))になぞらえ智剛寺を開創、十六羅漢の画像を安置したのに始まる。1359年(正平14・延文4)中国僧逆流建順(げきりゅうけんじゅん)も来山し、ともに釈迦(しゃか)、文殊(もんじゅ)、普賢(ふげん)、十大弟子、十六羅漢、五百羅漢、四天王など石像700余体をつくり、耆闍崛山羅漢寺と改称した。のち細川頼之(よりゆき)が黄金舎利塔(しゃりとう)・水精(すいしょう)舎利塔を寄進し、ついで絶海中津(ぜっかいちゅうしん)が来遊してその塔銘をつくった。慶長(けいちょう)年間(1596~1615)には伝宿(でんしゅく)が大岩石の下に千体地蔵を彫り、また付近には寛保(かんぽう)年間(1741~44)に禅海(ぜんかい)が30年を費やして開削した青(あお)ノ洞門(どうもん)がある。寺域一帯は風光明媚(めいび)で知られる。[平井俊榮]

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