野市下井(読み)のいちしもゆ

日本歴史地名大系 「野市下井」の解説

野市下井
のいちしもゆ

物部ものべ川の吉原よしはら(野市下井堰)から分水して南流する用水路で、野市上井の西を流れる。野市下井川・野市下井溝ともいう。野中兼山最後の土木工事といわれ、寛文四年(一六六四)に完成。「水路土工志」(皆山集)によると、物部川に長さ一五〇間、幅八間、高さ五尺の堰を設け、西佐古にしさこ村字かみしま巨石を用いて高さ五尺、幅九尺、長さ六間の水門を作って野市下井に引水した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む