野新田村(読み)ばらのしんでんむら

日本歴史地名大系 「野新田村」の解説

野新田村
ばらのしんでんむら

[現在地名]酒田市茨野新田

小牧こまぎ村の北東にあり、最上川下流右岸に位置する。最上家家臣小島鹿之助が元和九年(一六二三)に高一六石余、同一〇年六石余、寛永二年(一六二五)に五一石余の新田開発を行ったことに始まる(飽海郡誌)。同一九年には田畑一三町五反余・高一五八石余(「検地帳」同書)正保郷帳では田方一三五石余・畑方二一石余。享和三年(一八〇三)の家数二二・人数一三九(「村数家数人高控帳」斎藤文書)庄内要覧では免五ツ八分五厘、家数二四。貞享四年(一六八七)草刈地の鷹尾たかお山萱山札は一一枚で、米二斗二升を納入(「鷹尾山新古留帳」相馬文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android