日本歴史地名大系 「野村寺村」の解説 野村寺村のむらじむら 京都府:舞鶴市中筋地区野村寺村[現在地名]舞鶴市字野村寺高野(たかの)川の谷を通り、真壁(まかべ)峠を越える河守(こうもり)街道筋に位置し、ここから上福井(かみふくい)に通ずる道が分岐する。旧語集に「当村ヨリ福井村江越道有、クスネジト云」とある。高野谷の中心的村落であった。集落の北方キシガとよばれる丘陵上に二基の円墳がある。慶長検地郷村帳に高四三九・一八石「野村寺村」とみえるが、旧語集などには「野村路」とあって表記は両用されていたらしい。享保三年(一七一八)の領中郷村高付では三六八・三四石と減高になっているが、理由は不詳。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by