野村尚吾(読み)ノムラ ショウゴ

20世紀日本人名事典 「野村尚吾」の解説

野村 尚吾
ノムラ ショウゴ

昭和期の小説家



生年
明治45(1912)年1月2日

没年
昭和50(1975)年5月15日

出生地
富山市

本名
野村 利尚

学歴〔年〕
早稲田大学英文科〔昭和10年〕卒

主な受賞名〔年〕
小説新潮賞(第11回)〔昭和40年〕「戦雲の座」,毎日出版文化賞「伝記谷崎潤一郎」

経歴
在学中から同人雑誌「早稲田文科」「泉」などを創刊。昭和14年から16年にかけて「早稲田文学」の編集に従事し、16年から毎日新聞社出版編集部に41年まで勤務。17年「岬の気」が「文芸」推薦作品となる。また同年発表の「旅情の華」が芥川賞候補作品となり、23年発表の「白い面皮」は横光賞候補作品に、25年発表の「遠き岬」も芥川賞候補作品となる。また37年刊の「乱世詩人伝」は直木賞候補作品となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村尚吾」の解説

野村尚吾 のむら-しょうご

1912-1975 昭和時代の小説家。
明治45年1月2日生まれ。「早稲田文学」の編集に従事し,昭和16年毎日新聞社にはいる。勤務のかたわら「旅情の華」「乱世詩人伝」などを発表。昭和50年5月15日死去。63歳。富山県出身。早大卒。旧姓は新堂。本名は利尚。著作に「遠き岬」「天田五郎生涯」「伝記谷崎潤一郎」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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