旅情(読み)リョジョウ

デジタル大辞泉 「旅情」の意味・読み・例文・類語

りょ‐じょう〔‐ジヤウ〕【旅情】

旅に出て感じるしみじみとした思い。旅の情趣。たびごころ。「旅情をそそる」
[補説]作品名別項。→旅情
[類語]旅愁旅心たびごころ客愁かくしゅう里心帰心

りょじょう【旅情】[映画]

原題Summertimeイギリス・アメリカ合作映画。1955年公開。キャサリン=ヘップバーン、ロッサノ=ブラッツィ主演、リーン監督による恋愛映画。ベネチア舞台に、アメリカ人の女性旅行者とイタリア人男性の恋を描く。ニューヨーク映画批評家協会賞監督賞受賞。

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精選版 日本国語大辞典 「旅情」の意味・読み・例文・類語

りょ‐じょう‥ジャウ【旅情】

  1. 〘 名詞 〙 旅でのしみじみとした思い。旅人心情
    1. [初出の実例]「南風海路速帰思、北雁長天引旅情」(出典文華秀麗集(818)上・従出雲州書情、寄両箇勅使〈王孝廉〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐自江陵之徐州路上作寄兄弟詩〕

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普及版 字通 「旅情」の読み・字形・画数・意味

【旅情】りよじよう(しやう)

旅の思い。唐・李咸用〔友に別る〕詩 北吹として、を動かす 堪へず、手をつこと、に在るに

字通「旅」の項目を見る

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とっさの日本語便利帳 「旅情」の解説

「旅情」

<名セリフ>
私はこれまでいつもパーティーで帰りそびれていたの。あなたのおかげで、私は大人になったわ。いつ帰ったらいいかが分かったのよ。(一九五五/米)
ベネチアへやってきた米国人女性ジェーン(キャサリン・ヘプバーン)が、旅先で知り合ったイタリア人男性レナード(ロッサノ・ブラッツィ)を思い切るラストシーンで。

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デジタル大辞泉プラス 「旅情」の解説

旅情

1955年製作のイギリス・アメリカ合作映画。原題《Summertime》。ロッサノ・ブラッツィ、キャサリン・ヘプバーン主演のロマンス映画。監督:デビッド・リーン。

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世界大百科事典(旧版)内の旅情の言及

【ヘプバーン】より

…《女性No.1》(1942)でスペンサー・トレーシーと初めて共演,トレーシーとはその後9本の映画に共演して,ハリウッド屈指のコンビといわれた。ブロードウェーやロンドンで舞台に意欲を示しながら《アフリカの女王》(ジョン・ヒューストン監督,1951),《旅情》(デビット・リーン監督,1955),《去年の夏突然に》(ジョセフ・マンキーウィッツ監督,1959)などの優れた作品を選んで映画に出演し,《夜への長い旅路》(1962)ではカンヌ映画祭の女優賞を受賞した。トレーシーとの久しぶりの共演作《招かれざる客》(1967。…

※「旅情」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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