野村津幡江村(読み)のむらつばたえむら

日本歴史地名大系 「野村津幡江村」の解説

野村津幡江村
のむらつばたえむら

[現在地名]新湊市野村のむら奈呉の江なごのえ

東神楽ひがしかぐら川と勘兵衛かんべえ川の中間、作道つくりみち村の東方に位置。津幡江の地名について津は港津、江は湖、幡は端で辺りを意味するとされ、水と闘いながら放生津ほうじようづ潟周辺の干拓を進めてきたことに由来すると考えられている。明応八年(一四九九)一二月一八日の道者売渡状(神宮文庫蔵輯古帖)に「つはたへ」とみえ、当地一帯は神明宮を中心とした伊勢信仰が盛んであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android