野渡村(読み)のわたむら

日本歴史地名大系 「野渡村」の解説

野渡村
のわたむら

[現在地名]野木町野渡

渡良瀬川とおもい川の合流点左岸に位置し、北は本野木ほんのぎ町、南は下総国葛飾かつしか郡古河町。古くは野和田と記したといわれる。中世には小山おやま庄に含まれた。天文五年(一五三六)と推定される一一月二七日の小山高朝伊勢役銭算用状写(佐八文書)に上郷分として「のわた」とあり、伊勢役銭一貫三九〇文を負担している。慶安郷帳では田七四石余・畑四〇四石余、ほかに満福まんぷく寺領二〇石。享保八年(一七二三)野木宿定助郷となり勤高四七八石(「日光街道野木宿助郷帳」坂本重通文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android