野球賭博(読み)やきゅうとばく(英語表記)Baseball betting

共同通信ニュース用語解説 「野球賭博」の解説

野球賭博

高校野球プロ野球などの勝敗や大会結果を予想して金銭を賭ける。日本のプロ野球では、暴力団要請を受けた西鉄(当時)の投手の八百長行為が1969年に発覚した「黒い霧事件」が有名。大相撲でも2010年、野球賭博を巡り大関だった琴光喜ことみつき関(後に解雇)の恐喝被害が発覚。警視庁は賭博開帳図利容疑で相撲部屋を一斉捜索し、賭博を主催する胴元の元力士らを逮捕、賭博の客だった現役力士ら20人以上を書類送検するなど、角界関係者ら数十人を立件した。

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知恵蔵mini 「野球賭博」の解説

野球賭博

野球の勝敗を巡る賭博。高校野球やプロ野球、米メジャーリーグなどを対象に行われる。出資者である胴元が賭博に参加する顧客の数や賭け金の上限などを決定し、賭け金の1割程度を手数料として徴収する仕組み。元締である暴力団の資金源となっていることから、警察当局が厳しく取り締まりを行っている。野球賭博に現役のスポーツ選手が関与した例も複数あり、中でも1969年に発覚した「黒い霧事件」は現役のプロ野球選手が多数関わっていたことから、球界を大きく揺るがせた。

(2015-10-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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